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最大の敵はリアルラック!
2008-08-14 Thu 20:16
さてさて、チャンプもLv92になりステ的にも完成形が見えはじめてきた今日この頃。
某Gで修行させていただいているおかげで最近トールやら名無しやらおでんやらと
連れていってもらえる機会が増えてきました。

そこで問題が発生したのが、プレイヤースキルもさることながら
今までチャンプに転職してからというもの、ほぼスリッパオンリーと言っても過言ではない程に
スリッパオンラインだったおいらには、スリッパ特化+最低限汎用装備しかありませんでした。
しかもモロク崩壊までに深遠カードを買わなくちゃ・・・・゚・(ノД`;)・゚・

そこで、やっぱり装備を整えるにはお金!ってことになりお金が必要になったのですが
グレイトネイチャ錬金がお腹いっぱいになっていたおいらは他のお金儲けを
模索し始めたのでした。

そこでポイントになったのがやはりローグなのですが
おいらの所持キャラは残念ステのスイッチローグ。
しかもDEX上げすぎ!ということで急遽短剣砂ローグへと
半日かかって作り直すことに・・・_/ ̄|○

まぁ、何狩ってるかはおいらの露店を見れば一目瞭然なのですが
一応この場では内緒にしておきますw

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クエストをやってみよう
2008-03-16 Sun 14:03
さてさて、そろそろ春眠が心地いい陽気になりつつありますが
当のおいらは、この半月くらい平均睡眠時間が激減しています。

ここんとこ、ろくすっぽROもIN出来なかったのですが、とりあえず経験値1.5倍らしいけど
この土日は寝ておこう・・・

・・・と思っていたのですが「絶対やっといた方がいいよ!」というルルさんの
強力なプッシュによりとりあえずクエストをすることにしました。(´・ω・`)

それにしてもフレイヤ神殿クエストからやっていなかったおいらは
まずそこから始めるわけなのですが
どうやら名無し島クエがLv80のLv制限があるらしいので、ルルさんにも手伝ってもらい
取り急ぎLv79→Lv80に上げる作業。(´・ω・`)

溜まり場に戻ると、丁度ルナさんがいたので
「もし暇なら一緒にクエしてみませんか?」と道連れにしてみる誘ってみる。

でもって、ルルさんナビの元、クエストが開始されるわけですが
まぁ話しばっかりのクエが進んで、あっち行ったりこっち行ったりしてたわけですが
当然眠くなる罠・・・zZ

そんな中、一発で目が覚めたのはトール火山w

緊張してSSを取り忘れたおいらに代わり、一緒に同行してくれた
友達のルナさんから頂いたSSです。

トール火山


まぁ、ルナさんったら話ばっかりで眠いからって、そんな所でお昼寝だなんて(*´艸`)・・・・・














_| ̄|*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:-=○












ごめんなさいごめんなさい・・・

ということで、なんとかかんとかクエストは進み、名無し島の修道院クエストなわけですが・・・

名無し島修道院
















90代後半の人に「暇だったら一緒にクエしませんか?・・・」
なんて気軽に誘っていいクエストではありませんでした
_/ ̄|○















ごめんなさいごめんなさい!


そんなこんなで、やっとこ名無し島修道院クエストまで終了。
これでみんなで一緒に名無し修道院行く時に一緒に行けるかな?







今回の一連のクエストで一番印象に残ったシーン

教皇の意外な素顔


教皇ってアテナの聖闘士と
戦う悪い人かと思ってた!

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オークダンジョンの謎を追え!(前編)
2007-04-08 Sun 14:33
「くっそぉ~、倒しても倒してもキリがないな・・・」
辺りは薄暗い洞窟だが、壁に灯されたロウソクのおかげで、
緑色の髪の少年が汗だくになって疲れた表情をしているのがわかる。

手にはソードメイスという刃物がついた鈍器がしっかりと握られている。

「サナ、大丈夫?」
その表情を見かねて、心配したゼリー状の生き物が言葉を発した。

「まぁ、なんとかね・・・」
苦笑いを浮かべながら少年は応えた。



おいらの名は冴利。

みんなからはサナって呼ばれている。

職業はアルケミスト。

錬金術を用いて生命の真理を探究するのが仕事だ。

世間的には製薬型と呼ばれるタイプで、肉体労働は全く苦手。

こと戦闘に関しては一次職並。


ちなみにこっちのゼリー状の生き物はアン。

バニルミルト系ホムンクルスで、おいらの苦手な戦闘をいつもフォローしてくれるちょっと変わった相棒。


何でこんな薄暗くて辛気臭いとこでハァハァ汗だくになっているかというと
数日前に届いた手紙が発端だった。



調査命令
冴利殿

オークダンジョンにてオーク族の生態系調査の任を命ずる。

                  アルケミストギルド
                   アルデバラン本部


「それにしても何でダンジョンなのかなぁ?」

手紙をしげしげと眺めながらサナが独り言の様に呟いた。

普通、オークウォーリアやオークレディなどが出現するのはフィールドマップの方だ。

オークダンジョンと言えば、オークゾンビやオークスケルトンといった不死系のオークが巣食う場所。

「おいらは生命の真理を探究するアルケミストだよ?生命が抜けた後のゾンビや骨の生態調べてどうするんだろ?」

サナの疑問は、もっともだった。



こんな薄暗い洞窟に誰が置いたのか、壁際のロウソクの明かりが大きな人型の影を映し出す。

「サナ!また来たよ!」

「これじゃあ、調査どころじゃないな・・・」

サナは一瞬、やれやれという顔をしたが、すぐさま構えて真剣な表情に戻った。

戦闘には不向きなせいか、構えが不恰好なのは百も承知だが、とにかく今はやるしかない。

「やー!とりゃー!」

いかにもシロウトっぽい掛け声で重いソードメイスを起用に振り回し、オークゾンビに殴りかかる。

それにしても、さっきから攻撃は見事に全部命中しているのだがオークゾンビは一向に倒れる気配がない。

次第にサナは疲労の色が濃くなって来た。

「うぉりゃー!」

オークゾンビの背後に回りこんだ7発目の攻撃がクリティカルに命中したかと思うと、やっとオークゾンビはバッタリ倒れた。

「ハァハァ、もう、こ・・・これじゃあ、ハァハァ、おいらが・・・ハァハァ、オークみたいだね」
息も絶え絶えに話し掛けながら隣を見ると、アンもまた戦闘中だった。

「カプリス!」

オークゾンビの頭上に小さな雷球が発生し真下へと電撃柱が落ちる。

電撃を浴びたオークゾンビは黒焦げになりながら叫び声を上げてバタッと倒れた。

「アン、またポーションがなくなりそうだから一旦戻ろう。」

「そうだね、お腹も空いたし」
サナはバックから蝶の羽を取り出すと真上にフワッと放り投げた。

サナとアンの体がヒューンと消えたかと思うと次の瞬間、二人は首都プロンテラに立っていた。



プロンテラの街はミッドガルド大陸の東方に位置し、街の北方には大きなプロンテラ城が見える。

商業も盛んで一年中大勢の人で賑わう、活気に溢れたこの国一番の城下街だ。

プロンテラ城から街の中心に南へと伸びるメインストリートには商人達が所狭しと露店を広げている。

二人は人でごったがえした露店街を抜けると宿に向かった。

2階の自室に向かう階段をやっとの思いでゆっくりゆっくり登りながら、疲れた表情でサナがため息をつきながら言った。

「ふぅ、5回目の調査も進展なしか・・・」

「まぁねぇ、噂には聞いてたけど、あれだけ湧いちゃうと、もう調査どころじゃないよねぇ」

街に着いて早々にご飯のセルーをもらったアンだが、さすがに疲れた様子だ。

重い足を引きずりながら廊下を歩き自室の扉をガチャッと開けると一枚の紙がヒラヒラと足元に落ちた。

そこには『来たれ!勇者!』という威勢の良い文字が見えた。

あぁ、どうせまた臨時パーティかなんかの募集か・・・

と、ちょっとウンザリしながら紙を拾ったが次の瞬間、自分の目を疑った。


来たれ勇者!
オークダンジョン探索隊募集!
懸賞金10,000,000z


疲れてボーっとしてた頭が一気に覚醒した。

「じ・・・10メガゼニィィィ?」

最近でこそホムンクルスを従えたアルケミスト達の巣窟となってしまっているが、オークダンジョンという所はプロンテラやゲフェンといった大きな街からカプラサービスの直通転送が出ていて交通の便も良く、モンスターの生息数が多いことから昔は経験値を上げる為に一次職のパーティなどで賑わっていた。

だから、こういったパーティ勧誘のチラシが舞い込む事自体は珍しくもない。

それに、特別な任務だと懸賞金が出ることもある。

以前、隣国であるシュバルツバルド王国のタナトスタワーを発見した時に、プロンテラ王宮騎士団で探索隊を編成したが誰一人戻ってこなかった事件があった。

そこで国王トリスタン三世が過去最高額の賞金で救助隊を一般募集したことがあった・・・が、今回の金額はそれを大幅に上回る高額だった。

「アン!これ見てみろ!すごいぞ!」
アンに向けて紙を広げるサナ。

「探索隊で賞金を山分けしたとしても、かなりのものだぞ、これは・・・」

広げた紙の後ろから覗くサナの目がZ(ゼニー)マークになっている。

「えぇ~、よく考えてみてサナ。一次職のパーティでも行けるダンジョンだよ?こんな大金、ちょっと話がオイシすぎない?」

意外と慎重なアン。

「それにオークダンジョン探索は、もう王宮騎士団が済ませているはず、それを民間任務で今更何を調べようっていうの?」

確かによく考えると実装したばかりの新ダンジョンってわけでもないし・・・それに、この破格すぎる金額はちょっと現実離れしている。

「アルケミストギルド本部で生態系調査してるくらいだから、きっと民間にも委託してるんじゃないかな?」
「それにきっとアレだよ、オークダンジョンくらい人気がある狩場だと人数が集まりすぎちゃって、一人頭の分け前が少なくなっちゃうでしょ?だから大人数を想定して金額を高くしたんだよ、きっとそうだよ、そうに違いない」

サナは、できるだけ自分に都合のいい解釈をしようとした。

「んーむ・・・」
納得しない表情のアン。

「とにかくアン、大人数のパーティで行けば調査をする時間も出来るかもしれないし、チャンスだよこれは、行ってみようよ」
「まぁ、それはそうだけど・・・」
サナの『押し』に負けたアンは渋々ながら懸賞金パーティについていくことにした。



そして次の朝・・・

「アン!早く早く!」
「ちょっと待ってよぉ~!」
プロンテラの露店街の人混みを押し分け、慌てて走る凸凹コンビがいた。

「もう!サナが寝坊するからいけないんでしょ!」
「ここ最近、ずっとオークダンジョンで狩りしてたから疲れてて・・・」
プロンテラの街から少し南に出たところには早朝からたくさんの人が集まっていた。

ここは臨時パーティ広場。

いろんな職業の人達が各々のレベルに合ったパーティを求めて集まる広場だ。

その脇では露店商人達が戦闘に必要な消耗品を売ったり、プリーストがポタ屋を出したりして賑わっている。

その中でも、一際目立った大人数の集団がいた。

「はーい!オークダンジョン探索隊の臨時パーティもうすぐ締め切りですよ~!」

「あぁ~!ちょっと待って!行きます!オークダンジョン行きます~!」

「ハイ!じゃぁ、このアルケミストの兄ちゃんで最後ね」

時間ギリギリで受付係りのおじさんに受付をすませ、メンバーに挨拶をする。

「こんにちは~、製薬アルケミストの冴利です。よろしくお願いしますー」
「よろ~」
「よろしく~」
パーティメンバーから挨拶が返ってくる。

走って来たのでとっても息が切れているのだが、初対面でいきなりハァハァしながら挨拶では、ただの変態なので精一杯のやせ我慢で挨拶をした。

正直、変態じゃなくても製薬型は戦闘に向いてないから嫌がられたらどうしようかと思っていたが、思ったより気さくな人達で内心ホッとしている。

どうやら、大人数の集団な為パーティを複数に分けているようだ。

おいらが加入したパーティのメンバーは

プリーストのフロさん。
ソウルリンカーのルルさん。

そして製薬アルケミストのおいらの3人。

あ、アンを入れたら4人か。

前衛なしの効率的とは言えない少人数パーティだが、受付がギリギリ最後だったから文句も言えない。

きっと残り者パーティってことでしょ。プリーストさんがいるだけ、ありがたいと思わなきゃね。

「はい、それじゃぁ人数も揃ったので各パーティごとに準備を済ませ次第出発したいと思います」

さっきの受付のおじさんの声だ。

「あ、ちょっと倉庫へ~」
そう言い残すとサナとアンは倉庫へ向かった。


朝寝坊して時間ギリギリだったのでカートの中はスッカラカンだった。

「えっと、セルー持ったでしょ?あとポーションとレモンと・・・」
カートを覗き込んでブツブツ言うのは、どうやら癖のようだ。

相変わらずアンをほったらかしで荷造りに集中していると、突然背後から声をかけられた。

「やぁ、キミも懸賞金目当てかい?」
不意に声をかけられて一瞬ビクッとなったが、さっき聞いたばかりの声だったので、すぐに誰の声だかわかった。パーティメンバー、プリーストのフロさんだ。

「ま・・まぁ・・・そんなところです。正式な仕事も兼ねてるんですけどね・・・」
「まぁ、何にせよ気をつけた方がいい。一次職のパーティでも行ける狩場だと思って甘く見ると痛い目にあうよ」
「そ・・・そうですね・・・」(もう5回も痛い目を見てるんですけど・・・)

「でも、今回はプリさんも一緒だし、ソウルリンカーさんのエスマってスキルはとても強力だって話だから安心ですね。」

「だからと言って油断は禁物だ。噂ではオークダンジョン2Fの奥まで狩りに行ったパーティが帰ってこない・・・なんて話もあるくらいだ」
すると、プリーストのフロさんは神妙な面持ちになった。

「オークダンジョンで?昔はともかく、今は転生2次職や優秀な装備が多く出回ってるご時世ですよ?そんなこと無いでしょう?」

「そうだといいんだが・・・」
そう言い残すとプリーストはカプラサービスから青ジェムと聖水を取り出し始めた。


「それじゃ、ポタ出すよ」
準備が整い集合場所に集まった3人はプリーストの出すワープポータルに乗った。


緑に囲まれたオークダンジョン前に3人が突然姿を現す。

「どうやら他のパーティは先に行ったみたいね」
焦る様子もなくソウルリンカーのルルさんが言った。

すると、プリーストのフロさんが支援魔法を回し始める。

「ん?あれ?」
「どうしたの?サナ?」
サナが何かに気がついた様子を察して問いかけるアン。

「いやね、なんかブレッシングのエフェクトに出てくる天使がやたら大きい気がして・・・」

「えぇ?気のせいじゃないの?」
「そうかなぁ・・・」
「ブレッシング!速度増加!マグニフィカート!・・・・」

「よし、行こうか、神の御加護がありますように」
胸の前で十字を切って祈りを捧げたパーティーリーダーのフロさんが先導する。


ダンジョンの中は薄暗く、目を凝らせば視界は保てるのだが
それにしても、このすごい腐敗臭だけは耐え難いものがある。

そんな中、オークダンジョン1Fを進む臨時パーティ。

何かを察したのか、アンはとても嫌な胸騒ぎがしていた。

「サナ、気をつけなよ、なんだかとても嫌な予感がするんだ」
「確かに、ちょっと静か過ぎるよねぇ」
すると、その会話を聞いていたルルさんが

「あら、ケミさんも?あれだけ大勢パーティが入って行ったのに戦闘してる気配が無いなんて、ちょっと静かすぎよねぇ。テレポートか蝿の羽でみんな地下2階まで飛んだのかな?」

「しぃ!静かに!」
ルルさんの言葉を遮るように先頭を歩いていたプリーストが突然立ち止まった。

「どやら囲まれたみたいだ。」
薄暗闇の向こうからロウソクの明かりに照らされて、かすかに見えるのはその数30~40体はいるだろうか、オークゾンビとオークスケルトンの大群だった。

「ど・・・どうする?パーティリーダー?」
「とりあえず囲まれてたんじゃどうしようもない。ケミさん、援護するからカートレボリューションで突っ込めるか?」

「ええぇ!お・・・おいらが?!」
「大丈夫、俺を信用しろ」
「どどど・・・どうしよう?アン」
「どうしようって言ったって、それしか手がないんだからしょうがないじゃん」
次第にパーティを囲んでいるオークゾンビの輪が小さくなってきた。

すると、前方からオークスケルトンが骨をカタカタ鳴らしながら突進して来る!

「ええい!もう、どうにでもなれ!」

「うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁ~!カートレボリューション!」

サナは前方に向かって無我夢中でカートレボリューションを連打した。
2回転、3回転・・・どんどん回転を増していく。

そして、当然のごとくオークゾンビの大群が一斉にサナに向かう。

「ぬぁぁぁ!ヒールまだ!?」
カートレボリューションをしながらなのでポーションピッチャーが間に合わない。

サナのHPがすごい勢いで減っていき、すぐに赤くなった。

傍らでは、アンが他のターゲットを引き付けてサナへ向かっていくモンスターを攻撃していた。

そこへ・・・

「サンクチュアリ!」
サナの足元が急に光り出し、みるみる体力が回復していく。

「おぉ!これでいけるぞ!」

もう何回転しただろうか。

オークゾンビとオークスケルトンの隙間から地下2階へ続くワープポータルがチラっと見えた!

しかし、サナのSPも残りが少なくなって来ていた。

「もう少しだ!いけぇぇぇぇ~!」
サナは半泣きで最後の精神力を振り絞り、カートレボリューションを前方に向かって連打した。

するとまた、すごい勢いでダメージを受けはじめる。

「しまった!」
前進しながらの攻撃でサンクチュアリの範囲から出てしまったのだ。

そこへ・・・

「よし!詠唱完成!マグヌスエクソシズム!」

すると、さっきのサンクチュアリと同じように地面が光り始める。

そして、今度は頭上に戦の女神が降臨したかのように見えた。

戦の女神の加護を受けた光りを受け、周囲を取り囲んでいたオークゾンビがバチバチと苦しみ出す。

「ぐぉぉぉ~っ!!」

サナがギリギリのSPで地下2階への入り口を目指して大回転をしている、その前方で数十体のオークゾンビがバタっと倒れた。

「今だ!みんな地下2階へ!」
一行は急いで地下2階へのワープポータルに入った・・・



オークダンジョン地下2階に姿を現す一行。

オークダンジョンといえば、アルケミストのホムンクルス放置狩りが有名な場所となってしまっていたが、一行の予想していた所とはまったく別の姿だった。

「ふぅ、危ないところだった・・・ってあれ?」
先程の激しい戦闘に一心地ついたサナが異変に気づく。

「だ・・・誰もいないって、どういうこと?」
サナに一瞬遅れて姿を現したルルさんも、異変に気づいたようだ。

「オークダンジョンに行ったパーティが戻ってこないなんて言ってたけど、まさか・・・」
フロさんは、黙ったまま相変わらず神妙な面持ちだ。

一行が見た異変とは、あれだけいたホムケミが一人も見当たらない。

それどころか、先行して入って行ったパーティの影も形もない。

眼前に広がるのは洞窟ではお馴染みのコウモリと、腐敗臭に寄ってくるハエ、時々走ってくるオークスケルトン、そしてゼノークがワサワサ動き回っているだけだった。

「おいら達が来るの遅すぎて、みんな帰っちゃったのかなぁ?」

「それにしても、あれだけいたホムケミすらいないっていうのは変じゃない?」

「とりあえず、奥へ行ってみよう。何かわかるかもしれない。」
パーティーリーダーであるフロさんが洞窟の奥へと歩き出した。
すると・・・

「サナ危ない!」
アンは突然カプリスを放った。

背後からサナに近寄ってきていたドレインリアーに数発の炎の矢が突き刺さり、ドレインリアーが消えたと思うと赤コウモリの羽が地面にポトっと落ちた。

「な~んだアン、ビックリさせるなよぉ、ただの赤いコウモr・・・どわぁぁ~!。」
なんと、今までワサワサと歩き回るだけだったゼノーク突然一斉に群がってきた。

「な~んだ、赤コウモリの羽を拾う為に群がって来たのか・・・」
すると、ゼノークの群れを見ていたアンがサナに問い掛けた。

「ねぇ、サナ?ここってオークダンジョンでしょ?」

「そうだよ」

「ゼノークもオーク族なの?」

「いや、ゼノークはゼノークだよ。」

「そしたら、ゼノークは何でここにいるの?」

「そういえば、なんでだろ?そんなこと考えたこともなかったなぁ・・・」

確かにアンの言う通りだ。

ここはオークダンジョン。

オークゾンビとオークスケルトンは、その名の通りオーク族だし、
ドレインリアー(コウモリ)は洞窟には付き物だ。

スチールチョンチョン(ハエ)も、これだけ不死系の腐敗臭がするんだから当然いても不思議ではない。

じゃぁ、ゼノークはここで何をしているんだ?

他のマップでゼノークの出現報告はない。

と、いうことは、ゼノークはここにしかいないことになる。

そんなことを考えながらボーっと歩いていると、突然前を歩いていたフロさんの背中にドンとぶつかった。

あいたたた・・・と鼻をおさえながら前を見ると、フロさんが青い湯気の様なものに包まれている。

「気をつけろ、オークアーチャーだ!」

フロさんが注意を促したのと同じに、アンがドレインリアーを倒した跡にゼノークが群がる。

ガツン!

「あ!間違えてゼノーク叩いちゃった!」

普段はドロップにしか興味を示さないゼノークが怒ってサナに殴りかかってきた。

そこへ

「エストン!」

「エスマ!」


温かい風で炎を帯びた真空の円月輪が二つ、ブーメランの様に回転しながらゼノークに他段ヒットしている。

ルルさんの魔法攻撃だ。

そして、間髪入れずオークアーチャーにもエスマが発動する。

「エストン!」

「エスマ!」

難なくオークアチャーが倒れた。

「すごい威力だねぇ」

いつも素人のようなサナの戦い方を見てきたアンが、ルルさんを尊敬の眼差しで見とれている。

するとサナはゼノークの倒れた後にオリデオコン原石が落ちているのに気が付いた。

「やったぁ~オリ原ゲット~♪」
商人系の血が流れているせいか、ドロップ品に喜ぶサナ。
「ん?まてよ?」

少し喜んだところで、あることに気が付いた。

「ねぇ、アン。ゼノークって、なんでオリ原を落とすんだろう?」
「そりゃあ、どっかから拾ってきたんじゃない?」
「!!!」

サナの頭の中で一つのある仮説が浮かんだ。

「オークダンジョンで消えるパーティ、ゼノーク、オリデオコン原石・・・」

サナは洞窟の壁を眺めながら何かを探しているようだ。

「もしや・・・だとすると・・・」

何やらサナが一人でブツブツ言っている。

「ねぇ?フロさん、一度街にもどりません?」
「あぁ、いいけど、でもまだ何も掴めてないぜ?」

「いや、いいんです。きっとその何かを見つけてしまうと大変なことになるから・・・」
「???」

ルルさんもフロさんもアンも、全員頭の上にハテナマークが浮かんでいる。

「さぁ、早く早く」
「あ・・あぁ、わかった」

執拗に急かすサナに押されて、フロさんがワープポータルを出した。
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プロローグ?
2007-03-14 Wed 23:55
「え~っと、黄色ポーションは持ったでしょ、それから後は緑ポーションでしょ、それから・・・」

周囲を森に囲まれたダンジョン前のカプラサービスで緑髪の少年が下を向いて何やらブツブツ言っている。

所々に木で出来た建物が何軒か見える。

どうやら、ここは集落のようだ。

「あ!忘れてた!アン、お腹は?」

緑色の髪をした少年は、しゃがみこんで大きなカートの中をゴソゴソしながら背中越し言った。

「サナ、ボクもうダメ。お腹すいて溶けちゃいそうだよ・・・」

カートの陰に隠れていた、ゼリーのような生き物が顔を覗かせた。

「あぁ~、ごめんごめん」

緑髪の少年は、慌ててカプラサービスのお姉さんにセルーを出してもらうと、ゼリーのような生き物の口に一つ放り込んで残りをバックの中にしまい込んだ。

『アン』と呼ばれている生き物は、にっこりしながらセルーを口の中で転がしている。

・・・と、いってもゼリーのように体が半透明なので、端から見ると体の中にセルーがフヨフヨ浮いているように見える。

すると、ご飯をもらってニッコリしていたアンの目が、急に変わった。

「ねえ?サナ。何か聞こえない?」

アンは、相変わらず忙しそうにカートを覗き込んでゴソゴソしている少年の背中に言った。

「ん~?別に何も聞こえな・・・」

と、言いかけて、何か息づかいのようなものが聞こえるのに気がつく。
少年は何かを思い出したように、ハッと顔を上げると、そぉ~っと振り返った。

そこには、プリンを容器から逆さまにして取り出したような形のアンがいたが、その後ろには周囲の森とはあきらかに違う緑色が視界いっぱい目に入っていた。

その緑色にピントが合って、角が生えたヘルメットが見えた瞬間、突然頭上に殺気を感じた。

「うわぁ!」

少年は悲鳴をあげて後ろに仰け反りながら尻もちをついた。

その瞬間

「ドン!」

上から振り下ろされた斧が、尻もちをついた少年とアンの間に鈍い音を立てて突き刺さった。

心臓が飛び出そうなくらいドキドキしているが、いつまでもビックリしている場合ではない。

「アン!」

少年は、すぐ様立ち上がり、土の地面に突き刺さった斧を引き抜こうとしているオークウォーリアから目を離さずに言った。

「オッケー」

アンも、それが戦闘開始の合図だということを察知して、真剣な目つきになる。

すると、次の瞬間・・・

文字通りの馬鹿力で斧を引き抜いて後ろに体勢を崩したオークウォーリアの真下から、尖った触手のようなものが凄いスピードで生えてきた。

尖った触手がオークウォーリアの肩に突き刺さる。

「グォォォォ!」

しかし、オークウォーリアは、ひるまず肩に刺さった触手を反対の手でガシ!っと掴むと、そのまま触手を引張り上げた。

すると、アンの体が地面へと消え、オークウォーリアの目の前の地面から姿を現したと思ったら引張上げられてしまった。

オークウォーリアは、そのままアンを大きな岩へ投げつけようと振りかぶった次の瞬間

「カートレボリューション!」

ダンジョンに入る準備をしていたせいか、ポーションが山盛り入った重そうなカートで少年はオークウォーリアを思いっきりぶん殴った。

ガッシャーン!という大きな音と共に、オークウォーリアは真横に吹き飛ばされ、アンはそのまま空中に投げ出された。

回転しながら宙を舞うアンが地面に叩きつけられそうになった瞬間、間一髪で少年がアンを受け止めた。

「あぶなかったなぁ・・・アン、怪我は?」

目をつぶっていたアンが抱きかかえられたまま目を開けてみると少年の顔があった。

「大丈夫、かすり傷だよ」

5メートル程吹き飛んだオークウォーリアはグッタリと地に伏せ、昏倒したかと思うとスーっと消えていった。

少年はアンにポーションを投げて体力を回復すると、オークウォーリアが消えた跡に残されたオーク戦士の証を拾った。

「ダンジョンに入る準備してたところだったから、カート重量が重くて助かったよぉ~」

「そう、ボクのご飯も忘れるくらい夢中になって準備してたもんね」

「そう言うなって、ごめんよぉぉ・・・」

「じゃぁ、もう一個セルーくれたら許してあげる」

「さっきあげたばっかりじゃん!それにほら、さっきあげたセルーがまだ残ってるし!」

アンの半透明の体には、さっきより多少小さくなったセルーがフヨフヨ浮いている。

「ボクは成長期だから、まだまだ全然足りないよ」

「な・・・なんだって?!ホムンクルスにも人間と同じように成長期があるのか!・・・新しい発見だ!」

「うっそだよぉぉ~ん」

「なんだとぉ~コラー!」

二人(一人と一匹?)の会話はオークダンジョンに響きながら深い闇へと消えていった・・・。
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